ギリシャ神話のガイアが生んだ神々とは?

ガイアは、カオスが単独で生んだ大地の女神で、数多くの神々を生み出した。

ちなみにゼウス、ポセイドン、ハデスの祖母なんですよ。

とうことで、ガイアの子供たちについてまとめてみました。

ガイアが誰とも交わらず生んだ3神

ウラノス:天空の神

ウラノスは、原初の神々の王となった天空の神。

異形な形で生まれた子供を奈落の底へ閉じ込めるような、醜いものを嫌う神だったようです。

ウーレアたち:山々の神たち

オリンパス山やアトス山など山々の神たちもガイアが生みました。

ウーレアたちは総勢10人の古き神々のことで、何事にも動じず山のごとし物静かだったかも。

ポントス:海の神

現在はポントス山脈となっていますが、黒海(左)とカスピ海(左)が繋がっていた太古の時代は海底だった。

このときにいたのが海の神ポントス。

古代ギリシャ語で黒海がポン?カスピ海がトスだったのかな?

ガイアとウラノスから生まれたティタン12神

オケアノス:大洋の神

オケアノスは、ガイアとウラノスから生まれた長男で、川や水源を司る大洋の神。

妹のテティスと結婚し、娘のエウリュノメは、後にゼウスの妻になったたのでゼウスの義父になります。

ちなみにエウリュノメには3000人以上の兄弟がいるそうで、ギリシャ神話の超ビックダディ!

コイオス:北天球の神

コイオスは、空や天空を指す北天球を支える神。

クロノスが父親ウラノスを去勢する際に、東西南北の天球神皆で体の一部を抑えた一柱。

北半球の神なので、ウラノスの頭を押さえたかもしれない。

クレイオス:南天球の神

クレイオスは、天地を支える柱の南側を支える神で、コイオスと同様クロノスが父親ウラノスを去勢する際に関わった神。

南半球なので、おそらくウラノスの左右の足を押さえたかもしれない。

ヒュペリオン:東天球の神

ヒュペリオンは、光を司る神で、東側の天球を支える神。

太陽が昇る東側ということで太陽の神といわれています。

ウラノスの体を押さえた際はおそらく東半球の神なので左腕を押さえのかも。

イアペオス:西天球の神

イアペオスは、西天球を支える神。

ウラノスを押さえた一柱、西半球の神なので右腕を押さえたのかもしれない。

テイア:光の女神

Miguel Hermoso Cuesta, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

テイアは、兄のヒュペリオンの住む東側に住んでいた太陽の輝く光の女神。

遠いところまで見渡せるほど目が良かったようです。

テミス:法の女神

テミスは、手に正義の天秤をもっている法の女神。

彼女は神々の法廷において裁判を行ったり、ゼウスの2番目の妻となった女神でもあります。

世界の大洪水の際に、人間に情報を流した女神でした。

ムネモシュネ:記憶の女神

ムネモシュネは、記憶の女神。

苦しみを忘れさせるために、歌と詩のムーサと呼ばれる9女神たち生みだした人間に優しい女神でした。

ポイベ:月の女神

Miguel Hermoso Cuesta, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

ボイペは、光輝く月の女神。

デルポイの神託所の三代目予言者。

ティタン族とオリュンポス族の戦いでは、予言の力で敗北することを知り関わらなかった女神。

レア:大地の母神

レアは、ガイアと同じく母神でもあり大地の女神でもあります。

弟クロノスとの間に多くの神々が生まれ、末っ子のゼウスはオリュンポスの王となりました。

ゼウスがウラノスに飲み込まれる際、守る方法をガイアに相談したようです。

テティス:地下水の女神

テティスは海や湧き水など地下水の女神。

海の神オケアノスの一人と結婚し、生まれたメティスはゼウスの最初の妻になった。

ティタン族とオリュンポス族との闘いでは、レアの娘ヘラを一緒に育てていたそうです。

クロノス:大地と農耕の神

クロノスは、ガイアとウラノスから生まれた末っ子の神。

大地と農耕の神と言われていますが、季節や収穫時期などの由来で時間を司る神ともいわれています。

彼のもつアダマスの鎌という武器を持つ。

父ウラノスと同様、自己中心的な傲慢な性格だったようです。

ガイアとウラノスから生まれた巨人

キュクロプスたち:一眼の巨人

鍛冶の技術に長けた目が一つしかない異様な姿の巨人。

3兄弟だと言われていて、醜い顔をみた父のウラノスによって奈落の底へ落とされた。

雷や電撃に由来する兄弟たちで、ゼウスに稲妻を作り与えたのも彼たちです。

ヘカトンケイルたち:100腕の巨人

Emilian1999, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

ヘカトンケイルは、異様な見た目の通り100腕ある巨人で非常に剛腕の3兄弟。

醜い姿をみた父のウラノスによって奈落の底へ落とされた。

何とも言えないバケモノ!

ウラノスの血、体液がガイアと交じり生まれた子供

ギガスたち

ギガスは、100人以上いる怪力の巨人たちのこと。

投石攻撃とかのレベルではなく、山を飛ばす怪力巨人だそうで、当たれば即死でしょう。

ティタン族とオリュンポス族の戦いでは、ヘラクレスと戦闘になり敗北します。

エリニュスたち:復讐の女神たち

エリニュスはウラノスの血とガイアが交じり生まれた復讐の女神の3姉妹のこと。

親などを殺した凶悪な罪に対して、ひたすら追いつめる女神だった。

メリアスたち:トネリコの女神(精霊)たち

メリアスは、ウラノスの男根を切った時の血から生まれた下級女神(精霊)たち。

トネリコの木の守護者で、生まれたばかりのゼウスのお世話をしていたそうですよ!

アプロディテ:美と愛の女神

アプロディテは、ウラノスの体液がガイアと交じり泡となり生まれた女神。

美しく愛情高い女神だといわれてますが、体液から生まれたということで性欲が強かったみたい。

闘いの神アレスも魅了されたほど。

ガイアとタルタロスとの間に生まれた怪物

デュポン:巨大怪物

ギリシャ神話史上最強といわれている怪物。

立てば宇宙まで届き、手を広げれば東西の果てまで届くほど巨大怪物で、ガイアを怒らせたゼウスを懲らしめるために誕生したと言われている。

最終的にはゼウスの稲妻に敗北するが、オリュンポス皆で戦わないと勝てないほど強い怪物でした。

ガイアのまとめ

ガイアは地球そのもの!?または大地全てことなのかな?

ギリシャ神話に登場する神、女神、巨人など沢山生んだガイアは、めっちゃ子沢山な女神です。

神、女神、巨人、下級女神(精霊)合わせれば総勢6000人くらいになるんでないかい!

原初神しかいなく神々が少なかった時代、さらに細かく多くの神、女神を誕生させようと必死だったのかもしれませんね。

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